こんにちは
今回は伊豆川飼料の主力製品でもある魚粕肥料の品質に
ついて書きたいと思います。
まず、肥料用で使える魚というものは大きく分けて、
「魚粉類」と「魚廃物加工肥料」の2つになります。
魚粉類は魚そのもの、魚廃物加工肥料はその名の通り
魚荒や内臓などを泥炭や植物に吸着させたものです。
もちろん魚粉類のほうが良い資材となります。
そしてさらに魚粉類も魚の部位や元の魚の状態によって
「魚かす粉末」と「干魚肥料粉末」と「魚節煮かす」、
「蒸製魚鱗およびその粉末」の4つに分類されます。
それぞれ保証成分が下記の表のように決まっています。
種類 | 合計(N+P) | 窒素(N) | りん酸(P) |
---|---|---|---|
魚かす粉末 | 12.0 | 4.0 | 3.0 |
干魚肥料粉末 | なし | 6.0 | 3.0 |
魚節煮かす | なし | 9.0 | なし |
蒸製魚鱗及びその粉末 | なし | 6.0 | 18.0 |
魚廃物加工肥料 | なし | 4.0 | 1.0 |
これらの分類は肥料についている「保証票」で確認する
ことができます。
伊豆川飼料の魚粕は「魚かす粉末」で登録してあり、
定番商品では窒素-りん酸が「10-6」と「7-6」の
2種類があります。
魚粕肥料というと特にみなさんが気にするのは「におい」では
ないでしょうか。これは品質を判断するのに重要な要素となります。
魚粕は肥料に加工する前の魚の状態が悪いと、においも悪く
なってしまいます。東南アジアからの輸入魚粕などは、生魚の状態で
腐りかけたものを乾燥させていることが多いため、臭いが悪い場合が
あります。伊豆川飼料で使用している国内産(静岡産)の魚粕は、
水産加工場や缶詰工場から魚粕1次加工場までの距離と回収周期が
短いため、食品に近いにおいになります。
一度伊豆川飼料の魚粕肥料を実際に使ってみて、そのにおいなど
品質を是非お確かめ下さい。
伊豆川飼料の魚粕肥料の詳細はこちらでご覧いただけます。
お問い合わせお待ちしております。
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