魚粕肥料の種類

こんにちは

前回は魚粕肥料の品質について書きましたが、
その中で少しふれた魚粕肥料の「種類」について
今回は詳しく説明したいと思います。

ポケット肥料要覧によると以下のような説明が
あります。

○魚かす粉末(普通肥料)
生魚を煮沸したのち、圧搾して水分及び脂肪の大部分を
除いたかすを乾燥粉末したものをいう。肉質部が多く
窒素成分に富む。窒素9~10%、りん酸4~6%を含む。
にしん、いわし、雑魚などが原料になるが、最近は
漁獲量の減少、飼料への需要拡大などに関連して末端まで
単独で流通するものがほとんどなく、肥料の原料として
配合されたものが多い。なお、未粉砕のものは魚かすとして
特殊肥料に指定されている。

○干魚肥料粉末(普通肥料)
主として生いわしを天日乾燥後粉砕したもので、窒素4.2%、
りん酸4.2%程度を含む。油脂分15~20%を含んでいるので、
土壌中の出の分解は魚かすに比べて遅い。なお、未粉砕の
ものは干魚肥料として特殊肥料に指定されている。

○蒸製魚鱗及びその粉末(普通肥料)
魚のうろこを集めて乾燥し、無機化を高めるため蒸製した
ものをいう。窒素は全量6.0%以上、りん酸全量18.0%以上を
含む。

○魚廃物加工肥料(普通肥料)
魚荒、魚腸、魚汁又はいかの内臓を蒸製骨粉、蒸製皮革粉、
カニガラ粉末、ぬか類、米ぬか油かす、しょう油かす、
たばこくず肥料若しくはその粉末、豆腐かす、とうもろこし
穂しん粉末、落花生から粉末、もみがら粉末、発酵クエン酸
抽出かす、泥炭などの吸着原料に吸着させて乾燥した肥料を
いう。窒素全量4.0%以上、りん酸全量1.0%以上を含む。この
ほか、吸着材としてたばこくず肥料またはその粉末を使用した
ものは、加里1.0%以上を含む。

魚を使った肥料は色々ありますが、伊豆川飼料の魚粕は、
一番上の「魚かす粉末」に該当し、原料減少傾向のある中、
魚粉専門の飼料会社であるアドバンテージを活かして魚の
仕入れには絶対の自信を持っております。
上記説明でほとんど流通しないと書かれている「単肥」の
魚粕も販売を行っております。

魚粕

魚かす肥料にご興味をもたれた方、その他お問い合わせは
こちらから。

IzukawaShiryo について

伊豆川飼料株式会社のWebマーケティング兼広報など諸々担当。 静岡県静岡市(旧清水市)出身。理系大学院で数学を専攻し、修了後システムエンジニアとして5年間コンピューターと格闘。30歳を転機に地元静岡に戻り、現在は飼料・肥料・農作物を相手に奮闘中。2015年に日本茶インストラクターの資格を取得し、茶業活性化のための新規事業を画策中。
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