2013年春肥の価格情勢

こんにちは

わが社、伊豆川飼料では既に来年の静岡のお茶向け春肥の
準備が始まっています。そんな中、今回は現在の肥料価格の
情勢をお伝えしたいと思います。
(お詳しい方はいらっしゃるとは思いますが・・・)

今、一番悩みの種となっているのが大豆粕、菜種粕を中心とした
植物質有機原料の価格高騰です。ニュースなどでも報じられている
通り、アメリカなどの干ばつを発端としてトウモロコシなどの
生産が大幅にダウンしているのが大きな要因です。

NHKのニュース(参考)

トウモロコシは飼料にするために育てているくらい、かなりの
量を飼料用に使用されています。そのトウモロコシが足りないと
なると、大豆粕や菜種粕などに需要が流れてきます。そうすると、
当然ながら需要の方が大きくなりますので、価格が上がってしまう
というのが相場の流れです。しかもその上がり幅が、昨年の同時期と
比べて1円/kgのレベルではなく、10円/kg以上の値上げというので
大きな問題となっています。

我々配合メーカーは価格が上がったからと言ってそのまま製品価格に
転嫁させることもできますが、今の日本の農業の事情から行くと
そういうわけにはいきません。かといって値上げされた原料をまったく
使わなくすることもできません。他の原料を使おうと思っても、
更に悪いことに、そのほかの植物系の原料もこの状況に合わせて値上げを
してきます。困りました・・・

わが社としては、この局面を打破すべく、身を切って主力製品である
魚粕の配合原料価格を下げることを決定しました。魚粕の原料も供給量が
多くはないので、値下げするのは非常に厳しいです。苦渋の決断です。

さらに既存の配合設計を見直して原料高の現状に対応していく方針です。
幸い今回は無機・化成肥料の情勢は割と弱含みですので、大幅な値上げは
なんとか食い止めることができそうです。

とにかく、まずは農家さんがいい作物を作って元気になってもらうことが
最優先です。肥料のレベルを下げたせいで、作物の品質・収量も下がって
しまうことが無いように我々メーカーは全力で応援します!

(※ご注意)有機原料相場は常に動いています。
記事執筆時とは情勢が大きく変わる可能性もあります。

IzukawaShiryo について

伊豆川飼料株式会社のWebマーケティング兼広報など諸々担当。 静岡県静岡市(旧清水市)出身。理系大学院で数学を専攻し、修了後システムエンジニアとして5年間コンピューターと格闘。30歳を転機に地元静岡に戻り、現在は飼料・肥料・農作物を相手に奮闘中。2015年に日本茶インストラクターの資格を取得し、茶業活性化のための新規事業を画策中。
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