足柄茶の茶園指導 ~指導前後の状況~

こんにちは

前回足柄茶のお客さまの初製品をご紹介しましたが、
ここ数カ月の茶の栽培指導の状況をお伝えします。

2011年3月の初回視察時には、幼木園は下の写真のような
状況でした。

根が土壌中の有機物のガスで焼けてしまっていて、
全体的に葉も枝も茶色く枯れてしまっているような
状況でした。

ここでわが社の肥料を売り込んでも、結局肥料が吸収
されることはなく、茶にとっても良くないと判断したため、
まずは土壌と根の回復を優先しました。

土壌中の有機質を分解するゴールドパワーという土壌
改良材を投入し、枯れた枝も1本1本丁寧に剪定して
いきました。その時の様子はこちらから。

その後も、お客さまのきめ細かい手入れもあり、
昨日わが社の技術顧問と営業が様子を見に行った際には
このような状態まで復活していました。

枯れかけていた枝も復活し、緑の葉も青々と育っています。

赤茶けていた根も白くなり、力強く感じます。

最初は私もどうなるか心配でしたが、適切な育成を
すれば、植物というものはとても正直に応えてくれる
ものだと強く感じました。植物の力は本当にすごいですね。
お客さまにも喜んでいただけました。

足柄茶を含め、関東や静岡のお茶は大変な状況に
ありますが、お客さまには、「足柄茶といえばこの茶畑」と
呼ばれるようないい畑を作っていって頂きたいと思います。
我々も微力ながら協力させて頂きたいと思います。

ゴールドパワーのチラシ

茶園指導や肥料など、お問い合わせなどはこちらのページ
からよろしくお願い致します。

IzukawaShiryo について

伊豆川飼料株式会社のWebマーケティング兼広報など諸々担当。 静岡県静岡市(旧清水市)出身。理系大学院で数学を専攻し、修了後システムエンジニアとして5年間コンピューターと格闘。30歳を転機に地元静岡に戻り、現在は飼料・肥料・農作物を相手に奮闘中。2015年に日本茶インストラクターの資格を取得し、茶業活性化のための新規事業を画策中。
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