茶園巡回 ~牧之原編~

こんにちは

新芽の状況をみるため、お客様の茶園を巡回してきました。
静岡県の牧之原から掛川を回ってきましたが、第1回目は
牧之原編をお送りします。

まずは、牧之原インター近くの畑です。

新芽がようやく出てき始めた様子です。例年に比べると1週間
程度遅いと思われます。やはり気温がなかなか上がらなかった
のが原因でしょうか。

続いてインター近くからさらに東名高速道路に近付いた
個所です。

最初の畑にくらべると少しは出ているような気もしますが
例年に比べるとまだまだです。

こちらは高速道路の真横の茶畑です。

道路の熱の影響で、まわりよりも気温が高いため、他と比べると
新芽の伸びが早いようです。

最後の茶畑は、インターのそばの学校の近くです。昨年、一昨年、
その前の年に1ブロックづつ深刈り更新を行いました。

他の畑よりも、新芽の数、枝の密集具合が多く感じます。この写真は
更新後2年目です。

確かに新芽の数が多いです。

適切な高さで更新をしてあげることによって、成長してくる枝の数が
増え、茶葉の収量も増えるため、我が社の技術顧問が更新の位置を
指導することがあります。

昨年の秋に更新したところですが、切り落とした下の方から新しい芽が
グングン出て来るのがわかります。

今回巡回した畑を総括すると、新芽の状態は例年より1週間前後遅れて
いるようです。昨年は新芽が出てきたところでの凍霜害があったため、
今年もこれから出てくる新芽は霜の被害が心配です。日中は暖かいので
雨がくれば新芽の成長が一気に進むでしょうが、朝晩がまだ冷え込む
ため、まったく油断の出来ない状況です。各農家さんは、防霜ファンや
スプリンクラーなど入念に準備をしています。

長くなりましたので、ここで一回区切りまして、次回は掛川編をお送り
します。そちらもぜひご覧ください。

IzukawaShiryo について

伊豆川飼料株式会社のWebマーケティング兼広報など諸々担当。 静岡県静岡市(旧清水市)出身。理系大学院で数学を専攻し、修了後システムエンジニアとして5年間コンピューターと格闘。30歳を転機に地元静岡に戻り、現在は飼料・肥料・農作物を相手に奮闘中。2015年に日本茶インストラクターの資格を取得し、茶業活性化のための新規事業を画策中。
カテゴリー: お客様紹介, 肥料 パーマリンク