伊豆川飼料工場見学ツアー

こんにちは

久しぶりの更新となってしまいました・・・
静岡県のお茶向けの秋肥製造が一段落しまして、先日は神奈川県から
お客さまがわが社の工場見学にいらっしゃいました。

な、なんとその数は45名!大型バス2台です!!過去最多!!!

わが社の駐車場には入らないので、その時は入出庫の大型トラックが
来ないように調整してもらいました。

まずは、工場設備や豊富な魚粕肥料の原料、魚粉飼料の原料を見て
頂きました。毎回見て頂くお客さまは、原料の種類の多さや実物の品質を
見て満足されて帰っていかれます。

今回も、お客さまからは様々な質問が出て、大変興味深く見ていかれました。
しかし、今回の工場見学でいつもと違う点は、わが社魚粕肥料や魚粉飼料の
「魚」の出る大元の会社の工場まで見学コースに入れている点です。

弊社の魚粕製品は、缶詰工場や水産加工場などで発生する、人間が食べない
魚の部位を煮沸・乾燥・粉砕しており、その第一加工工程から原料の状態を
実際に見てもらおうという、「究極のトレーサビリティ」です。

今回はわが社とは長いお付き合いになります、同じ地元清水の代表的企業
「はごろもフーズ」さんの超有名製品「シーチキン」の製造工場を見学
させていただきました。

(工場の様子は写真では見せられませんので、ご了承ください。)

はごろもフーズさんはシーチキンの原料であるマグロやカツオの鮮度管理は
もちろん、衛生管理などかなり厳しい基準で営業されています。その製造
工程でシーチキンにならなかった部分が肥料や飼料へと加工され、農家の
皆様の元へと届いているのです。わが社の製品が「いい匂い」と評価される
要因の一つには、鮮度にあると自信を持って言えます。

どんな管理をしているかわからない輸入魚粕などとは確実に品質が違います。
ひどいものでは、魚が腐った状態から肥料に加工するため、非常に匂いが
悪いものや、乾燥状態が悪くカビが生えているものなどなんかもあります。

わが社の製品は今回のはごろもフーズさんを始めとした、管理の行き届いた
業者さん達から原料を仕入れています。トレーサビリティがしっかりできた
製品ですので、自信を持って皆様にご紹介できます。

皆様も、スーパーなどでシーチキンを見かけましたら、わが社の肥料を
是非思い出してみてください。

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2012年新茶の成分分析(伊藤製茶様)

こんにちは

伊豆川飼料のお客様の「伊藤製茶」さんより、今年の
一番茶の成分を分析した結果を頂きましたので、ご紹介したいと
思います。

伊藤製茶さんは、静岡県牧之原市のお茶農家・製茶工場で、
毎年わが社の魚粕のたくさん入った配合肥料をこだわって使って
頂いております。
(伊藤さんの屋号もマル伊ということで、奇遇にもわが社と同じ
なんです。)

今回の分析の結果はこちらです。

評価スコアは64、ランクは1ということで、かなり良いお茶である
という分析結果です。(ランクの数字が小さいほうが好評価です。)

中でも注目すべきは「アミノ酸」・「テアニン」の数値です。
旨味成分である「アミノ酸」が3.8%、特にお茶の旨味を構成する
アミノ酸の一種「テアニン」の数値が2.0%と高いことがわかります。
このお客様の畑がある地域のお茶のアミノ酸値の平均は約3.3%、
テアニンが1.7%であることからも「旨味」の高いお茶という
ことがわかります。

伊藤さんには、これは毎年魚粕を多く含んだ肥料を施肥している
ことが要因と評価して頂いています。嬉しいことです。
数年前からわが社の肥料を継続して使っていただいておりますが、
年々アミノ酸の数値は増えています。これは、化成肥料だけを与えた
畑では現れない結果だと自負できます。

マグロ魚粕
このことをある農学部の先生とお話しした時に、魚粕肥料を継続
して使うことにより、魚を分解する微生物や菌のようなものが、
土壌の中に特に増えて来て、作物が肥料成分を吸収しやすくなって
いるのではないかとの見解でした。これは確かに納得できます。

お茶の味は好みなどがありますので、アミノ酸だけでは一概には
評価できませんが、評価指標の一つとして茶価を左右する要因と
なりますので、農家さんにとっては重要になってきます。
アミノ酸値などを上げたいと感じている農家さんは、一度わが社の
魚粕肥料をお試しになってはいかがでしょうか。

実際のお茶の味についても、伊藤さんのところにお邪魔した際に
入れてもらうお茶は、いつもとてもおいしいのです。
玉露ではないのですが、玉露のようなトロっとした感じがして
初めて頂いた時には驚きました。お茶の入れかたも上手なのは
間違いないですが、お茶の生育から製茶までこだわってつくって
いる成果なのだと感じます。

私は色々な茶畑を見て回ってまだ2年くらいの素人みたいな者
ですが、素人目で見てもこだわっている方の茶畑は違うのが
わかります。一番わかりやすいのが「枝や葉の密集度」で、
明らかに違います。同じ面積の畑でも、いいお茶がたくさん
収穫できれば、それだけ収入も増えますし(高品質・多収穫)、
更にいいお茶をつくるための投資もできるようになります。

伊藤さんはこの良いサイクルを回すことができている農家さん
だと思います。伊藤さんのような農家さんが増えてくると
日本の農業はもっと盛り上がるのではないでしょうか。

長くなってしまいましたが、厳しい情勢の中、元気のある農家さん
もたくさんいらっしゃいます。機会があれば他の農家さんもご紹介
させて頂きたいと思います。

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2012年新茶シーズンのスタート

こんにちは

4月23日に静岡茶市場の初取引が行われました。
いよいよ今年も新茶シーズンが始まりました。

4月23日の初取引は前年より2日早く、放射能問題に
揺れた昨年からの挽回の意欲の表れと思われます。

県内産一番茶の入荷量は約895.4キロと、例年に比べ
30%程度少ないものの、平均単価は1キロ8679円で、
前年の取引を19%上回ったそうです。

今年は4月の冷え込みが影響し、県内は全体的に新茶の生育が
遅れ気味です。見込みでは今年の盛期はGWごろだといいます。
ちょうど八十八夜あたりですね。

なお、最高値は、静岡市清水区の方が生産した新茶が1キロ
8万8千円と、33年連続の最高値を付けました。恒例の
ニュースですね。

静岡茶市場に出荷されるお茶は全て放射能の検査をしており、
全て検出限界未満という安心できる結果が出ているそうです。

お茶の生産者、そしてそれに携わる全ての関係者一同、今年は
何とかして盛り上げようと努力しています。11月には静岡県の
掛川市でお茶まつりも開催されます。お茶業界にとって飛躍の
年にしたいですね。

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