『美味しい農作物』とは?

こんにちは

先日、ある大学の農学部の先生のところを訪問させて頂き、
お話をしてきました。

その先生は、植物栄養学・肥料学が専門で、わが社の魚粕
肥料の効果や土壌分解速度などを試験してもらっています。

細かい結果などはまだ出ていませんが、先生とのお話で
気になったのが、美味しい農作物を作るための肥料とは?
そもそも『美味しい農作物』という評価を科学的に証明
するにはどうするか?ということです。

実際に農家さんからどうやったら美味しい作物ができるのか
先生に研究して欲しいという声が上がってきているそうです。

一般的には、作物の評価の数値として「糖度」や「アミノ酸」、
静岡地域ではお茶の評価に「テアニン」「タンニン」などを
用いたりします。

ただ、これらの値はあくまでも数値であって、農作物を
食べる人たちには「好み」があります。もっと言って
しまうと、先入観やイメージなど心理的な影響も多々ある
と思います。「評判がいいもの」、「高級品」等と言って
もらったものは美味しく感じたりしませんか?
これは農作物に限った話ではないですね。

このような色々な要素を含めると、モニタリングテストが
一番適しているという話になりますが、そこまで来ると
肥料学から飛躍してしまいますね。
「味」を科学するというのはなかなか奥が深そうです。

わが社では「味」を含め、作物の生育や肥料の経済性も
考慮しながら「肥料の効果」を科学して今後の製品づくりを
行っていきたいと思いました。農業は本当に奥が深いです。

IzukawaShiryo について

伊豆川飼料株式会社のWebマーケティング兼広報など諸々担当。 静岡県静岡市(旧清水市)出身。理系大学院で数学を専攻し、修了後システムエンジニアとして5年間コンピューターと格闘。30歳を転機に地元静岡に戻り、現在は飼料・肥料・農作物を相手に奮闘中。2015年に日本茶インストラクターの資格を取得し、茶業活性化のための新規事業を画策中。
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