こんにちは
先日、ある大学の農学部の先生のところを訪問させて頂き、
お話をしてきました。
その先生は、植物栄養学・肥料学が専門で、わが社の魚粕
肥料の効果や土壌分解速度などを試験してもらっています。
細かい結果などはまだ出ていませんが、先生とのお話で
気になったのが、美味しい農作物を作るための肥料とは?
そもそも『美味しい農作物』という評価を科学的に証明
するにはどうするか?ということです。
実際に農家さんからどうやったら美味しい作物ができるのか
先生に研究して欲しいという声が上がってきているそうです。
一般的には、作物の評価の数値として「糖度」や「アミノ酸」、
静岡地域ではお茶の評価に「テアニン」「タンニン」などを
用いたりします。
ただ、これらの値はあくまでも数値であって、農作物を
食べる人たちには「好み」があります。もっと言って
しまうと、先入観やイメージなど心理的な影響も多々ある
と思います。「評判がいいもの」、「高級品」等と言って
もらったものは美味しく感じたりしませんか?
これは農作物に限った話ではないですね。
このような色々な要素を含めると、モニタリングテストが
一番適しているという話になりますが、そこまで来ると
肥料学から飛躍してしまいますね。
「味」を科学するというのはなかなか奥が深そうです。
わが社では「味」を含め、作物の生育や肥料の経済性も
考慮しながら「肥料の効果」を科学して今後の製品づくりを
行っていきたいと思いました。農業は本当に奥が深いです。